網地島発 姥婆すてture・zure

島に住む染物屋の婆々が思いつくくままに

アキアカネ

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私は始終[わー、すっごい!]とか[ええー、なにこれ?」等とやたらに驚いたり喜んだりするわりに、それについて調べるということをしない。ものぐさというか向学心がないというのか、感動のしっ放しで後始末なしです。

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毎年びっくりするのがアキアカネ。ある日突然わっと湧いて出ます。
紅葉と同じでだんだんに色を染めながら山を下りてくると聞いたことがあります。でも私には、まだ残暑厳しい夏の終わりのある日、いきなりわっと湧き出すようにみえるのです。日盛りの道に出た途端トンボの群舞に囲まれるとき、ああ、今年の夏も往くのだなあ・・・と、しみじみ思ったりするわけですね。
それにしても何処から一気にあらわれ、なぜ群れて舞うのだろう?

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オハグロトンボを絵柄にしてみようと昆虫図鑑を見ました。ないのです。(オ)の項をみてもオハグロトンボは載っていません。
正式にはハグロトンボ(羽黒とんぼ)だということを知りました。
私が子供のころはオハグロトンボっていったはずだけどなあ。(オ)は接頭語だったのです。
羽が黒くて細身だから羽黒トンボなのだろうけれど、そのまますぎていささかねえ。オハグロトンボならば江戸時代のお内儀の鉄漿と重なってちょっと艶っぽかったりするのに・・・・つまらない!

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ヨレヨレ袴

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あれ何ていうのかしら?
名前は判らないのだけれど、ロングスカートのようでありながら股上が下のほうにあるぶかぶかのパンツなの。
7月に秋田へ行くのに[暑いよー]と、聞いていたので急遽買いました。

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これが快適なんですわ。どこも肌に密着しない。非常に涼しいのです。早速ダブルガーゼを買って2枚手作りしました。[ああーいいわねえ、快適、快適]と得意になっていたら友人に[袴はいて何してるの]と言われてしまいました。ハハ、うまいこと言う!言い得て妙だね。
実は、快適ではあるけれど困ることもあるのです。まずトイレ、年は取っても女子ですからパンツ(袴パンツ、下着パンツ)を下げます。するとトイレの床を掃除してしまう、擦らないように抱え上げていると用が足しづらい、悪戦苦闘です。
更に、這いつくばっての拭き掃除,長袴状態で踏んずけてつんのめりそうになる。
でもねえ、年齢とともに病気かと思うほどの大汗っかきになった身には、この袴手放せません。
いざ、袴の股立ちを取ってお掃除じゃー!

F1?

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今年はゴーヤの出来が悪い。
この数年歴代の種を使っているせいなのか、はたまた天候不順のせいか?
梅雨明けが遅れ、西日本では連日真夏日だ猛暑だ、体温超えだと報道される中でこちらは8月に入っても24度前後の日々が続いた。申し訳ないほどの有難さであったが、全てがうまくいくということはあり得ないのですね。
島のほとんどの家が畑を作っている。新鮮な野菜を買うなどなかなか出来ないのだから当然ではありますが、我が家の周りのおばちゃんたちは皆「今年は駄目だなあ!]と嘆いております。私などはお遊びで夏野菜を作るだけで、ほとんどは下のお婆さんから頂戴している身ですから偉そうなことは言えませんが・・・
それにしても蒔いた種が芽をだし、実がなり大きくなっていくのをみるのは楽しみなものです。
お盆も過ぎたというのに、まだゴーヤは一っつも採っていません。トマトも一っつも採ってません。オクラも採ってません。茄子は何個か採りました。
はっきり言って私、ゴーヤに一番力を入れています。それなのにまだこーんなに小さいの!

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常々不思議だったのですが、キュウリとゴーヤって同じ種族なのでしょうか?苦瓜っていうくらいだからどちらもウリ科なのでしょうね。それにしては違いすぎる。
キュウリのあの猛々しいほど葉、ふっとい茎と何処までも伸びてくる蔓。それに比べてゴーヤの葉は華奢でひらひらと風にそよぎ、茎も蔓も細く嫋やかでしな垂れかかるように棚に巻き付いてくる。
ところがですよ、いったん実をつけたとなるとゴーヤのあの姿はどうですか。キュウリの3倍はあろうかというでっぷりした実を、細い蔓がしっかり支えビクともしません。えらい!

以前、網地島研究所長に聞いたことがあります。
「同じ畑に前年なった種を蒔いても発芽し難い。種のF1が・・・○×▽×○×▽]
F1と聞いた途端、私の頭にはアイルトン・セナのマシーンがヒュウイーンとサーキットを駆け抜ける姿しか見えなくなり・・・・種については今だ理解出来ぬままなのです。F1ねえ・・?

ゾマーさんのこと

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佐野洋子さんは子供の時から兎に角本好きであったらしい。
エッセイの中にも読んだ本のことが書かれているが、哲学から美術、歴史、ノンフィクション、あらゆる分野にわたっている。
エッセイ[あれも嫌いこれも好き]に[ゾマーさんのこと]がでてくる。
この本は[生涯の中で何冊かあるかもしれない出会い]だと書いている。
読み終わっても、しばらくするとまた意識の向こうからゾマーさんが歩いてくるのだという。
ゾマーさんは一言も話さない。最後に主人公の少年がたった一言聞いたゾマーさんの言葉は
「放っておいてもらいましょう」
このゾマーさんの一言が気になって仕方がない。
偏屈婆々の私は、いつも腹の中で[放っといて!]と嘯いているわけで・・・気になります。
この言葉が読みたいばかりに早速アマゾンから[ゾマーさんのこと]を取り寄せた。

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パトリック・ジュースキント著 日本では池内紀の訳で1992年に初版がでて、以来7版を重ねている。
何と表現していいのかわかりません。切ないような、のどかなような、懐かしいような・・・
ジュースキントは何がどうだとは言わないのです。男の子の少年時代の日々、その横を一言も発することなく只々歩き続けていくゾマーさん。彼が抱えているものが何だったのか誰も知らない。
でも主人公の少年は感じたのでしょう。理解したのではなく感じたのです。
この[感じる]ってすっごいことだと思うのです。
私がこの本から感じ取ったのは・・・・少なくとも読む前に気になったゾマーさんの一言[放っておいてもらいましょう]は想像していたのとは違う重い重い言葉でした。

ジャン・ジャック・サンぺが素敵な挿絵をつけています。

一番の幸せ

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ようやっとの梅雨明けです。
例年では東北の梅雨明けは7月25日前後、それが今年はグズグズと8月に入り・・・・やっとです。お待ちかねー!
設備の悪い染屋は梅雨時は仕事になりません。糊は乾かない、染めは滲む仕上がりが悪い、というわけで雨が降り続く間じーっと息をひそめて死んだふりをするしかないのです。何をやっても面白くない、好きな本を読んでいても、何か鬱々としたものがお腹の下のほうに淀んでいる。

さて本日ピーカン、真っ青に晴れ上がった空、爽やかな風、気持ちいいー!
さあ、堪っているお仕事をしなくては!あれに伏せ糊を置いて、これに型糊を置く、こっちのこれに色差しをして・・・・・うーん?
こんな良いお天気に仕事・・・? なんか勿体なくない?

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大好きな佐野洋子さんの本をドバッと借りました。すでに読んだ本もあるけれど、もう忘れているし何度読んでも面白い。これが瞬間忘却器のお得なところです。
仕事を始める前にちょっとだけ・・あはははっ、おっもしろい!もうちょっとだけ,うふっふ…ぐっすん
天気の良いこんな日は、ソファーに寝っ転がって好きな本読んでるのが一番の幸せよねー、佐野さん。

と、言いながら仕事中毒の私はこの後、結局お仕事に走ったわけで・・・・
ついに写真の使用ということに。我が家をご訪問中の猫さんです。
なかなか佐野さんの域には達しません。 ねえ、猫さん!