網地島発 姥婆すてture・zure

島に住む染物屋の婆々が思いつくくままに

春霞

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昨日今日と突然に春の陽気です。
ドワメキ埼まで散歩に出かけた。ストーブにかじりついて縮こまっていた身体が一気に解放された気分である。冬の間くっきり見えていた牡鹿半島に春霞が掛かって、もわっと柔らかい景色が気持ちを優しくしてくれる。
私の写真では牡鹿半島は見えないくらい・・・・
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ドワメキ埼は網地島の南東端、多くの人が元旦の御来光を拝しに行くところで、白の断崖・ドワメキ奇岩群として知られている。

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御来光つながりで
春の七草といえば、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。  
七草粥もこれらの野草を入れるのが通常だと思うが、島では、ふのり、まつも等の海草を用いる。正月明けに、そのためだけの口開けもされる。所変われば品変わるとはよくいったものです。理にかなってますね。

夕方、友人が取れたての若芽を届けてくれた。春です!
今晩は「若芽しゃぶしゃぶ]だー!

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守り神

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シーサー御出座です。
本来は狛犬の阿吽と同じく口を開けた雄と閉じた雌が一対だが、我が家は女一人なので男神のみに守ってもらうことにした。
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あまり猛々しくはなく、どちらかといえば可愛いシーサーになってしまったが、遥々沖縄から飛んできたのだから、しっかりお役目を果たしてください。祈りを込めて庭に転がっていた割れ瓦に鎮座してもらった。
お昼ご飯も食べないでこれを作っているとき、突然どしゃ降りの雨になった。傘を持っていなかったのだが[ひで房]さんは御自分の傘を持たせてくれ[恩納の駅(道の駅)が面白いし美味しいですよ]と、車で送ってくれたのだ。
[ひで房]さん、ありがとう!
ちなみに恩納の駅では、ソーキそばとアグー豚のメンチを食べた。
ソーキそばは店によって随分味が違うのだが、ここは結構おいしかったですよ。

行きはよいよい 帰りは・・・

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前日は張り切りすぎたので、沖縄・三日目はのんびりと・・・

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やちむん通りをひやかして歩き、南窯(ふぇーぬがま)の横のcafeでお茶にする。この窯は瓦を焼いた物らしいが、今はもう使われていない。横に立つガジュマルの木の下に割れた瓦が散乱したままになっている。

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お昼を済ませてから映画を観る。沖縄まで来てなんで映画・・・・?
市場を抜けて坂の上にある[桜坂劇場]は小さくてちょっと素敵な映画館です。前回来たとき見つけて一度入ってみたかった。知らない街で初めての映画館に入るのって少しワクワクする。
映画自体はたいして面白くもなかったけれど、気分は上々でした。

ホテルへ帰りテレビをつけると、大変!
低気圧の接近で東京は大雪、これから更に風・雪ともに強まるという。十六年ぶりの大雪だとか、交通マヒとか、2・3日は続くという恐ろしいニュースばかり。明日飛行機は飛ぶのだろうか?私、帰れるのかしら?
受難の幕が切って落とされました!
翌日、案の定です。出発30分前になって仙台便の欠航が告げられた。はあー・・・どうすりゃいいの?
2時間並んで翌日の振替便を予約する。それからホテル探しだが、土曜日ということもあり何処も満室、電話をかけまくった末にやっと取れたのは街から外れた何もない不便な場所のホテルでした。
まあ、野宿じゃなくて良かったけれど、しかし…試練はまだ終わりではなかった。
次の日は大事を取って4時間前に空港へ。
振替の搭乗券を受け取るのに2時間半、手荷物を預けるのに1時間、前日からの立ちん坊に腰も膝もがくがく、その上出発は50分遅れ、伊丹乗り継ぎ便で時間によっては仙台便に接続できないかもしれないという。
伊丹なんかで下されたら如何するの?行ったこともない所でホテル探しなんて嫌です。

伊丹に泊まるのは免れたが、仙台に着くとそこは雪国。16年ぶりどころではなく、68年ぶりとかで石巻への高速バスは運休、結局仙台に2泊です。私って余程心掛けが悪いのかなあ・・・・
3泊4日の予定が6泊7日、長い旅になりました。でも、無事に帰り着いてみれば
       盛りだくさんで楽しかった!

のんびりゆったり路線バスに乗って

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沖縄二日目
120番名護行きの路線バスに乗る。名護までは3時間。運転手さんに聞くと
「名護には何もないよー。櫻も終わったしねえ]と言う。3時間かけて行って何もないんでは仕方がないので[琉球村」で途中下車した。
「琉球村]は古い住宅を何軒か移築し、紅型染や花織りを見せている観光村である。

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山田洋次監督[男はつらいよ・寅次郎ハイビスカスの花]
ちょっと切なくて寅さんシリーズでは一番好きかもしれない。浅丘ルリ子のリリーさんがいいです。
リリーさんの看病のため沖縄へ飛んだ寅さんが滞在するのは丁度こんな家。風が吹き抜け月が見える、隣から三線が聞こえてくる。いい感じでした。
でも実際に島暮らしをしている身には判るんです。夏こんな家には、飛んでくるもの這ってくるもの、いろんな虫がいっぱい、雨が降ればじっとりべたべたに違いない。今では絶対に憧れません。

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この部屋の古さ、我が家とたいして変わらない。

さして面白くもないのでぐるっと回って出てきたら、道路端に小さなシーサーがいた。板切れに[シーサー工房・ひで房」とあり矢印がついている。以前から我が家のシーサーが欲しいと思っていたので矢印に従って歩いたのだが、行けども行けどもそれらしきものはない。諦めかけた頃、またぽつんとシ-サーが・・・道はだんだん登りになり左右は玉蜀黍畑ばかり、めげそうになると又ぽつんとシーサーが・・とうとう1時間以上歩いて「ひで房」に着いた時には汗びっしょりです。此処まで歩いてきた人は初めてだと言われた。まったく我ながら物好きですね。
でも執念の甲斐あって、漆喰シーサーを一つ作ってきました。初めてのことだし、工房のスタイルもあるので思っていたのより大人し目ではあるが念願かないました。漆喰が乾いて送られてくるのが楽しみ!
帰りはどしゃ降りの雨、お疲れさんの二日目でした。

沖縄へ

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今年は仕事の進捗状況が順調のような…・気がする。とんだ錯覚で三月に入ってパニックになり焦りまくるかもしれないけれど、いずれにしろ、それは例年のことなので思い切ってお休みをいただくことにした。
久し振りの沖縄です。
笑っちゃうのは、我が家から仙台空港までと、空港から沖縄までの所要時間が同じであるということ。これは何処へ出掛ける時にも思い知らされるが、私、すごい処に住んでるってことです。
沖縄に着いたらまず空港で「バスmap]をもらい、モノレールでホテルへ。
ホテル着が午後4時なので、この日はお約束どおり国際通りをぶらぶらしながら牧志公設市場へ夕食を食べに行く。

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市場は何処でもこんな賑わいですよね。でもここからが凄い!

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豚の顔面です。これは袋に入っているけれど、そのままでーんと並べているところも

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二階へ上がると、ぐるりを囲むように屋台店が並んでいる。一階で買った魚、肉などを持ち込んで調理してもらうこともできる。
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私はいつもこの店「がんじゅう堂]で食べます。驚くほど安くて旨い。
らふてい、グルクンのから揚げ、海ブドウ、生ビール二杯で1700円也。一人旅が大好きなのだが食事のときだけは[友達と一緒だったらもっといろいろ食べられるのに…]と身勝手なことを思うのです。
さて明日は・・・・



写楽とは

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染の技法には、絞り、ロウケツ、友禅、辻が花、型染め等といろいろあり、私は型染めを専門とする。型染めであるから当然、型を作らねばならない。渋紙を切り抜いた(彫るという)ものに漆で紗を張るのだが、このとき大量の古新聞を必要とするわけで・・・
今朝、紗張りをしながら何気なく下に敷いた新聞を見ると面白い記事が出ていた。読売新聞2009年9月3日の[顔]欄
推理作家・島田荘司の名を冠した文学賞が台湾の出版社で創設されたという。
きっかけは翻訳が火付け役となった本格ミステリブームだ。こんなことは珍しいと思うが、あっちの国の人もこっちの国の人も面白い小説が読めるというのは幸せなことである。

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いつも本を送ってくれる友人も私も[写楽]が好きで題材になっている本は買わずにいられない。
ほんの十か月しか活躍しなかった[写楽」については謎が謎を呼び、それぞれが独自の考察で書いているが、謎を謎のまま纏めたものさえある。まあ、面白く読ませてくれればそれで良いのだが・・・
その中で一番面白い推理だとおもったのが島田荘司の[写楽・閉じた国の幻]
諸説の中には能役者だとか下っ端の歌舞伎役者だという説もあるが、人気役者をあそこまでデフォルメしたり、看板にもならない役者を絵にすることは通常考えられない。これは歌舞伎を知らない人間の為せる技ではないのか、という推論から、四年か五年おきに江戸参府する出島の外国人に焦点をあてる。
古文書を掘り起こしたり、肉筆画を見つけたり、なかなかに説得力がある。蔦や重三郎、山東京伝、歌麿など入り乱れて「写楽]の謎ばかりでなく江戸を楽しめる小説になっている。
島田荘司、冠の賞を創設されるだけのことはあります。ちょっと嬉しい。

今朝は珍しく島にも雪が降っている。
こんなのは[雪が降る]なんていわないのかな?