網地島発 姥婆すてture・zure

島に住む染物屋の婆々が思いつくくままに

海の男の細工物

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下の家のお爺さんから珍しい物を見せられた。
一見すると象牙の杖。骨のような色でしっとりとした光沢があり、なんだか高貴な感じです。宋の皇帝が祭事のときにでも使いそう。
なんと、クロカジキの長-い口(?)を削って作った杖なんです。とても魚から作ったとは思えない。
お爺さんはとても器用な人で、雄勝石を削って硯をこしらえたり桐の板から下駄を作ったり、習ったわけでもないのに出来上がりは玄人はだし。私がごそごそ変なものを手作りするので同好の士と思ってかいろいろ見せてくださる。
若い頃まき網船に乗っていて、これは自分が三つ又の銛で仕留めたカジキから作ったものだそうです。

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まき網漁船は5艘からなる船団を組んで、土佐沖から北上しながらマグロを獲る。
魚探船がマグロの群れを見つけると、網船が高速で群れの前に出て200メートル幅の網を下ろしながら円を描いて1000メートルを囲い込む。その間運搬船などの4艘は後ろに控えて待ち、最後に網の底を絞って魚を獲りこむ。
魚群を見つけた、さあ網を下ろす、というときの掛け声は「れっごー!] 思わず聞き返すと[レッツゴー!]でした。
運搬船の船長として高-い物見台で双眼鏡を構え、海また海の四方を監視する。そんな時背びれを立てて泳ぐカジキを見つけると、すかさず銛を!突きん棒という漁法です。
これは本来の獲物ではないので、その収入は船団の全員でわけるのだとか。ただし角というか長い口というのかだけは銛を打った人のものになる。この時のカジキは400㎏超だったといいます。
何か月も何か月も只々海の上、厳しい仕事だとは思うけれど、陸にあがったお爺さんからそんな昔の話を聞くとワクワクします。
漁場に着くまでの航海中にこしらえた細工物を見せていただきながら、海の男の話を聞くのは楽しいものです。

文中、数字の誤り等があったらごめんなさい。なにせ聞きかじりの上思い込みが激しいほうなので・・・・・

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老後の楽しみ

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遅ればせながら我が家でもDVDが見られるようになりました。
早速レンタルを申し込んだ。宅急便で送られてきてポストに返却するだけ。島暮らしにとってこんな便利なことはないです。
いろいろコースはあるが、本を読む時間は絶対に必要だから月4本ぐらいが適当でしょう。
ところが、それを知った友人が段ボール箱いっぱいのDVDを送ってくれた。過去の名画が満載。
フランス、イタリア、米、英にスエーデン、ロシア、日本映画ではなんと山中貞雄の[人情紙風船]まで入っている。かなりマニアックです。今では映画通じゃなきゃ知らないんじゃないかな。

さて、秋の夜長、名画に浸っています。古き良き時代の映画はまず裏切られることがなく安心して見られます。
昨晩はデ・シーカの≪昨日・今日・明日]
ちょっとエロチックでソフィア・ローレンとマルチエロ・マストロヤンニが絶妙です。

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時代と共に老後の楽しみも変わりましたね。でも、読書がなかなか進まない。
こんなはずじゃなかったんだけどなあ・・・・まっ、いいか!
 本当にいいの・・・?

婆々さん家の守り神?

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台風16号は大きく進路をまげて日本列島を通り抜ける様子。途中で低気圧に変わるらしいが、この低気圧というのが島暮らしには恐ろしい。過去の経験から早々に手当をしたが、クロさんも風雨に備えて食いだめに。
シーサーの横で辺りを睥睨し、[備え良し!]なんて・・・・ね。

お手軽燻製

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土鍋を使ったお手軽燻製です。今回は二度目。
初回は要領が判らなくてモタモタ モタモタ。火加減が弱かったのかなかなか燻煙が上がらず、火をつけたり消したり。
予定より時間がかかってチーズはやや硬くなってしまった。体裁だけはなんとかなりましたが・・・・
さてリベンジ! チーズ、カマスの干物、刺身用銀鮭に塩コショウ、バジルをふったもの。

我ながらうまくいったと思います。いい色がついて照りもあり香りも良し。
ウイスキーオークのチップに中ザラメを混ぜて燻してます。

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シングルモルトでいきたいところですが生憎我が家では品切れ。泡盛のロックにしましたがどんなもんでしょう・・・?
チップも買い込んだし、燻製作り病みつきになりそうなので、シングルモルトも仕入れなきゃ!

へい お待ち!

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釣り好きUさんが[小さいけどカンパチだよ」と届けてくれた。
おーっ、たとえ小さくたってカンパチはカンパチ。
刺身にすると 美味しい!! 身が締まり適度に脂がのって、その旨いこと。
これ、お寿司屋のカウンターで食べたらなんぼするんだろう?そう思ったら何としてもカンパチの握りが食べたくなった。
そうだ、A子さんから頂いたマグロもあったっけ…・ストックした酢飯もあるし・・・
と、いうわけで

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カンパチとマグロの握り、へいお待ちー!

Tシャツを染める

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型紙は出来上がりました。さあ染に入ります。
Tシャツは縫製されているので常とは逆工程。まず地色を染めてから型を置いて糊置きをする。

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青い線が型糊です。この糊の内側に色差しを施す。

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色差が終わったら水元をして糊を洗い落とす。糊の線(糸目)がはっきり表れる。

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Tシャツの染め上がり。型さえ作ってしまえば何枚でも染めることができ、配色も自由自在です。
以上 Tシャツの型染教室でした。


名月や・・・

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中秋の名月。今年は38年ぶりに早い一五夜だそうです。

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私のチャチなデジカメではこんな映像が精一杯。本物はもっとくっきりと・・・

昼間、下のお婆さんが薄とナスとトマトを置いて行ってくれました。
縁側にテーブルを出してお供えし、今朝いただいたメバルの煮つけと厚揚げの網焼き、ナスの煮びたしで月見酒。
風流ですなあ・・・・

十五夜を見て、後の十三夜を見ないのを片見月というのだとか…雅びですなあ

HAIR FACTORY

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石巻の行きつけの美容室。

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大袈裟な言い方をすると、ここは奇跡の美容室です。
以前は立町通りのビルの2階にあり北上川のすぐ近くだった。店舗住宅を建てて移転することになり、2011年3月の第1週に店を閉じた。
オーナー美容師さんは石巻水産高校の出身。お父さんは魚市場の仲買さんだったというし、彼も漁業関係をめざしていたのかと思ったら実は柔道で入ったのだとか。その頃の水産高校は強かったそうです。
些か変わった経歴の美容師さんだけど、波長が合うというか話題が尽きなくて私は気に入っている。
燃費が滅茶苦茶に悪いけれど大好きな古いアメ車に乗っていて、移転したら駅からはちょっと遠くなるのでアメ車でお迎えに行きますよ等と嬉しいことを言ってくれた。 そして3月11日が・・・・・

何週間か経って島にも情報が入るようになると、見慣れたビルが映し出された。2階まで津波が押し寄せ、向かいのビルに流された船がぶつかっている。何度も何度もこの映像が・・・・・
もう閉店しているけれど片付けも残っていただろうし…無事だったろうか…電話するのが怖かった。

引っ越し前の自宅は流され着の身着のまま、下着の替え1枚ない状態ながら御家族全員無事。
新店舗住宅は完成していたので屋根のあるところに落ち着くことができたそうです。勿論ご自慢のアメ車ももうありません。
もし閉店が1週間あとだったら・・・・

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今日は又話が弾んですっかり時間を忘れました。
息子さんが二人いて小さいころから道場へ通っているのだが、今年は小5の御次男が宮城県大会で優勝、八月に盛岡で開かれた全国大会に出場した。実はオーナー美容師さん、今では子供たちの通う柔道場のコーチだそうです。
頑張ってますねえ。奥様によれば[すっごい鬼コーチ!」とか。
この奥様がパワフル。閉店後三人を車で道場に送り、取って返して夕食の支度、時間になれば車を駆ってお迎えに・・・このサポートがあってこそのこと。
聞けば実家のお父さんが柔道の道場主なんですって。脈々たるものです。
ちなみに、この美容室の2階には8畳のミニ道場がある。東京の教育大学の道場を模したものだそうです。
私 今日はもうびっくり仰天!やりますねえ…先生。
いつも穏やかで優しい笑顔のこの人が、胴着をつけると[鬼コーチ] ふはっ!見てみたい!

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