網地島発 姥婆すてture・zure

島に住む染物屋の婆々が思いつくくままに

フィルム・ノアール

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30年近く前、ジョゼ・ジョヴァンニの小説に嵌っていた。
フランス・コルシカ島の出身。第2次大戦中はレジスタンスに加わり、戦後ギャングとなる。投獄され死刑を宣告されるが大統領恩赦で釈放された。
自身がかかわった脱獄をもとに書いた処女作が[穴]で、これは映画にもなり一躍彼を人気作家へと押し上げた。
暗黒街に生きる男たちの無情、切なさ、やるせない絆をテーマに次々と作品を発表、やがて監督・脚本家となってノアールの名匠と呼ばれた。
私は「穴]から始まり「落とし前をつけろ」[墓場なき野郎ども][暗黒街の二人][生き残った者の掟]と、夢中になって読んだ。
アメリカギャングとは違う独特のセンチメンタリズムがあり、小気味良い文体がノアールの世界へと引き込む。
ところが、ある作品を読んだとき
「ウーン?これ違うよ。これほんとにジョゼ・ジョヴァンニ?]
訳者が違ったのです。それまで夢中になって読んだのは岡村孝一・訳
訳者が変わるとここまで違うのか、愕然としました。つまりは私、ジョゼ・ジョヴァンニを読んでいたのではなく岡村孝一を読んでいたということ・・・・・なのか?
その後、早川書房の編集長に伺ったところ
[岡村孝一さんは名翻訳家で独自の文体を持っており違訳が多いんですが、それがまた魅力の翻訳家です。]と、いわれた。
やっぱり!私は岡村孝一ファンだったのね。どう落とし前をつけたらいいものだか・・・・微妙でした。

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レンタルしたDVD[ル・ジタン]を見た。知らないで借りたのだが、監督・原作・脚本がジョゼ・ジョヴァンニだった。
ジョヴァンニがアラン・ドロンをイメージして書き下ろし、ドロンも応えて汚れ役といっていい役を演じきっている。
1976年の作品です。ただ惜しむらくはカラーであること。この手の映画はモノクロじゃなきゃねえ。
白と黒、光と影だけが無法の世界に生きる男の裡を映し出す・・・・と、思うのよ。

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最後の秋刀魚

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季節は既に冬。今年の秋、秋刀魚は3回しか食べられなかった。
これは寂しいです。なんといっても秋刀魚は[えーっ、また秋刀魚…]というくらいに食べなきゃね。
船に乗ってわざわざ秋刀魚買いに出かけるのも何なのでネット検索。
三陸沖でその日に獲れた日戻り秋刀魚の最終申し込み日が18日。そして検索当日が14日。直ちに買い物かごへ。
本日到着いたしました。

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ピッカピカのピチピチ。13本入っています。
あちらに○本、こちらに○本お裾分けして・・・・あとは今年最後の秋刀魚食べつくし!
とは言いながら、このところ私 歯が痛くてお粥三昧の毎日なのです。どうしたものか・・・
とりあえず、今晩は秋刀魚の[なめろう」で一献酌みますか。
友人が送ってくれた青森の銘酒[田酒]もあるもんね。美味しそう!

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小春日和

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今朝は寒かった。
寒くなると肩がこって、目が重くなり歯が痛くなる。歳は取りたくないものです。
昼頃から暖かくなり風もなく、たまには歩こうと散歩に出た。いつもとは逆のコースを・・・・
島のたった一人の小学生だったSYUN君が、お父さんと一緒に作りかけたツリーハウスの名残。
今は豪雪地へ引っ越してしまったけれど・・

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島ではほとんどが畑を持っているが、たいていは家から離れた山の中にある。70,80歳ともなれば猫車を押して畑まで上るのも一苦労。次第に放棄して荒れ地になってしまうのもやむを得ない。
最近は行かなくなっていた山の中へ入ると、5・6年前まで畑だった所がこんな風に・・・

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あちこちにこんな標識が立っている。本体は磨滅してしまったのかどうなってしまったのか・・・
在ったのは小さな祠だけ。それにしても種々並んでます。

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ぐるっと回ってお店に寄ると「オー、いいところへ来た]と・・・・頂きました。
ほんと、いいところへ来ちゃいました。そういえば今日は鮑の口開けだったのね。凪もよくて良かった。80歳も過ぎた人たちが潜って20キロも30キロ獲るんだから大したものです。

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うちへ帰り着くと屋根の上にクロが…・お待ちどうさま!

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冬の夜長に・・・

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バーニー・フュークスの「RAGTIME TUMPIE]がアメリカから届いた。
ついに手に入れました。中古本だけど状態は良好です。
前回買った[CHAMPIONS]はハードカバーだったが、図書館の払い下げ本。ページを開くと背表紙から剥がれそうで、しかも絵が少ない。
今回の「RAGTIME TUMPIE」はペーパーバック。ハードカバーだと4万もするんだもの。
これが正解だったみたいです。見やすくて手に取りやすい。
それにしても 上手いよなあ・・・

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「TUNPIE]という黒人の女の子 歌って踊るのが大好き。いつかスポットライトを浴びるのを夢見ている。
周りはそんなTUMPIEを諌めるが、やがてチャンスが・・・
差別されていた黒人達が音楽の中で躍動し、歓喜に満ちた姿が生き生きと表情豊かに描かれている。
覚束ないが最後のAuthor’s Noteによると「黒いヴィーナス」と呼ばれ、一世を風靡し波乱の生涯を送ったジョセフィン・ベーカーがTUMPIEのモデルということらしい。

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島の先生から英和辞典をお借りしたので少しづつ読んでいこうと思う。
頭はすっかり硬くなっているし、簡単な単語1つ1つも辞書を引かなきゃ読めないんだから先は長いよねえ。
でもこれは絵本。見開きの左ページが文章で右側がフュークスの絵になっている。
絵を見てるだけで楽しいから、なんとか読めるんじゃないかと・・・・気を長ーくして楽しみます。

太った?

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近頃クロが丸々してきたような・・・・・気のせいかなあ

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猫のタペストリーを創ろうと思い、クロの最近の写真を並べてみた。やっぱり太ったような・・・・
そこで6月のブログの写真を取り出し比べてみる。 わっ、すっごい太ってる!

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以前はこの横の大きい水瓶にピョンと飛び乗ったはずなのに。動きも鈍くなってる。
軽い機敏なクロじゃなくなってるよ。
何処で何食べてんだろう?
9月の初めから毎日うちで2食、しかも大食いして更にどこかでお食事しているのかしら・・・・・
へタレのビビりで他猫の横取りなんて絶対無理なんだから。
私、欲しがるのをよいことに御飯あげすぎなのかしら? ウーン、どうしよう、成人病(?)になったら困る。
でもこれから東北の厳しい冬、たっぷり脂肪つけとく必要があるのかも。なんともねえ・・・

「いい人]気分

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久し振りにコロと散歩。1年ぶりくらいかしら・・・・

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「ハードボイルド]だじぇい!

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お迎えにいくと嬉しくてピョンピョン跳ねまわる。カメラを向けると[あれっ・・・」

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[えー、もう帰るの・・クウーン]
なんか私 [いい人」になったみたいな気分。へーんなの!
で、うちに帰ればクロが待ってて ぺったり・すりすり。 小さな幸せ!

田舎暮らし

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最近クナイプの入浴剤を使っている。ラベンダーの香り。
風呂好きではないうえ、我が家の古い粗末な風呂は、冬ともなれば脱いだり着たりが寒くて更に嫌になる。
ところがクナイプを使い始めたら気分が良くて、ついつい頻繁に・・・
ゆっくり10分も浸かっていると、鼻腔から爽やかな香りが全身を巡り頭が空っぽになる。
西洋的極楽・極楽・夜来香{アタマ空っぽでわけわからない)

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ピーター・メイルの南仏プロヴァンス・エッセイを愛読している。
ロンドンに生まれ、広告業界でコピーライターをしていたが1986年に南仏に移住。プロヴァンスの気候、暮らし、食文化に魅了されて書いた[南仏プロヴァンスの12か月]がベストセラーになった。以後プロヴァンス物を何冊も書いている。
広告業界という先端にいた筆者がフランスの田舎の頑迷な人々のなかで、時に驚愕し時に諦めながらも素朴な暮らしを愛して馴染んでいく様子が楽しい。
フランス人の食に対する意欲は大変なもので、昼食はきっちり2時間。これは何を置いても譲れないらしい。
でてくる料理を見ていると、ええーっ昼間っからこんなに食べるのー?というほどの種類と量。
メイルはそれらの料理を丁寧に美味しそうに描写してくれる。実に美味しそうなんです。
そしてワイン、トリュフ、オリーブオイルについても仰天するような逸話をちりばめて[フランスの田舎]を彷彿とさせる。
ラベンダーも栽培しアロマに虫除けにと1年中重宝するらしい。

上手くいくかどうかわからないけれど、来年はうちでも育ててみよう。
土いじりなんて大嫌い。ましてや草取りなんてとんでもないのだが、それでもどうにか夏野菜を作り、今年はカモミールを植えてハーブテイにした。
なんだか私 思ってもいなかった方向に向かっているみたい。でも、
またたく間に生い茂る雑草にタジタジとして[あー、やっぱり田舎暮らしは向いてないよー]と、思ったりするわけで・・・・